Portfolio Category: Publishes Year 2011

Photo Works By Master Fujii

Master Fujii has been involved in many artistic ventures outside of the traditional calligraphy arena and has worked on projects with fashion designer Shu Uemura (body painting for fashion show), Microsoft Game Studios (calligraphy work for the Jade Empire Xbox game), and non-profit organization Voice Library in Japanese (title calligraphy for audio books). Fujii is...
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Treasure up in our memory -思い出- 仿古堂にて

[gallery columns="2" link="file" ids="2518,2517,2516,2515" orderby="rand"] 先週の日本行は父の百箇日法要のためなれど、時を前後して広島の筆屋「仿古堂」、宮崎の「都城」そして青森の「弘前城」を巡ることにした。 「仿古堂」さんとは23年前、シアトルに教室を開いて以来のお付き合いである。しかし私が工房を訪ねるのは今回が初めてで、普段使っている黒軸の選定筆「良泰筆」を最初に作った時も、初めに試筆を送ってもらい、その後は電話でのやり取りでアメリカに居ながらにして注文した。今回はその「良泰筆」を改良すべく広島県熊野町に向かった。広島方面から筆の街熊野に入るやいなや「筆の駅」として最初に目にするのが「仿古堂」である。1階は店舗で多くの書道用筆、畫筆が販売されていた。しかし一番目についた場所には化粧筆があり、今では多くのメイクアップアーティストによって支持されていることをうかがい知ることとなる。2階は工房で多くの筆師さんが各々分担して作業していた。3階は仿古の間と呼ばれる書家・文化人の作品が展示された大広間である。そこでは筆ラベル(コピー)を集めたアルバムを自由に見ることができ、80年前のラベルから現代までのそれが整理されていた。ちなみに明石春浦先生の師、金子鷗亭先生の筆ラベルの直筆は1階に額装され展示されている。 その後、隣接する「筆の駅 仿古堂ギャラリー」で珈琲をいただいていると、丹羽さんがおもむろに折帖を取り出し、25年前に明石先生が書いたという頁を開いて見せてくれた。そこには墨竹に「壺中隠」と賛が入っていた。まさしく春浦先生の筆、「良いですねー」、「竹の曲がりと文字の揺れがシンクロしていますよ」などと私が説明すると「ほー、ほー」と喜んでくれた。落款部にも仿古堂さんへの為書がありますとお伝えした。ここで明石先生の書に出会うなんて思ってもいなかったので私はとても気分がよくなった。そんな私を見てか、丹羽さんは言った。「先生の右隣り、偶然にも空いているからあなた書きなさい」と。遠慮しなくていいからと奥様が墨を磨り始めた。あれから25年、多くの方がお見えになったであろうに明石先生の隣はずっと空白だったという。いづれ誰かが書くのならと、先生に怒られてもいいやと腹をくくって「不忘敬」と書かせてもらった。このことは今年最大の自慢話である。 作品ではなく、頼まれてそこにある筆と墨で書いたものには作品とは違うその時の空気が凝縮されていると思う。楽しそうに書かれた先生の字からその場の空気が感じられた。3枚目は「良泰筆」の作者、伝統工芸士の香川さん。...
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Japan-日本の情景-

滞在最終日となった5/2㈮は午前11時から本丸八重紅枝垂の木の下での観桜会に参加させていただいた。やはり桜花の下では皆が笑顔である。桜への日本人の思い入れは、いや日本人に限らず深いものがある。東京へ戻るために弘前駅で列車を待つ間も後ろのご家族と、青森からの新幹線の車中でも隣り合わせた見ず知らずの方と花見の話題で時が過ぎた。新幹線の紳士は神奈川の人だったが、3日前奈良への旅行中、TVで頻りに「弘前さくら満開、今年が最後」とのアナウンサーの声を聴き、たまらず旅行代理店に手配を頼んだとか。一席だけ空いていた新幹線、一部屋だけ空いていたホテルの部屋だそうな。たまらず「それ下さい」と言っていたと笑って教えてくれた。 夜8時半、搭乗2時間半前に羽田に到着。深夜便は仕事を終えてから飛行場へ行けるから便利というが、我々アメリカ在住の者にとってはサバイバルである。搭乗の夜12時とは現地時間の朝8時。一睡もしないで動き回って朝を迎えることと同じである。頭も回らず、目もだんだんとぼやけてきたところでようやく出国審査。そして出たところにはあの派手な看板。ルイヴィトン、シャネル、グッチ、カルティエetc...。高級ブランド店が立ち並ぶ。それらの店に寄る予定も予算もない。しかし、いつもの「萩の月」は買わねばと土産屋さんへ。さて、もう一つは何にしようかと目の前の「どら焼き」を選ぶも、後でそれが「洋風どら焼き」であることに気が付く。「あー、またやってしまった」...
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